東京で消耗するのか、田舎で窒息するのか、どっちも地獄だけれど、足るを知りたい人生だった
どうも。そろそろアラサーを過ぎてしまいそうなぼくです。
年齢も30を過ぎると、いろいろ考えます。
今の場所(大阪)、仕事であと30年、それでいいのか我が人生。
大根のように精神をすりおろされるようなそんな都会のサラリーマン生活よりも、田舎で畑を耕しながらのんびり生活したいと思ったり思わなかったり。
でも、都会と田舎、どっちがいいのか、悪いのか。
悩みます。
結局人生っていうのは無いものねだり
最近のぼくの持論はこれです。
結局、無いものねだり。
隣の芝生は青く見える。
高い家賃や生活費に苦しみ、毎日齷齪働いている東京の人から見れば、田舎の生活は生活費も安くてのんびり悠々自適。
なんの変化も無く、狭い社会で生きている田舎の人から見れば、東京の日常は刺激的。
そんな感じ。
よく言えば、もっと上を目指したいという向上心、悪く言えば、あれもこれも欲しい強欲さ。
たぶん、どっちで生活をしても、不満は残るんだろうな、という自分の感覚。
すべてがパーフェクトなものなんて、なかなかありません。
であれば。
足るを知りたい人生だった
そんな無いものを渇望し続ける人生よりも、今あるもので十分に幸せを感じれる、そんな人になりたかったと思う今日この頃。
足るを知りたい人生だった。
だって、あれも欲しいこれも欲しいって言ってたってきりがないんだもん。
しかし、なかなかそうはいかないのもこれまた人間。
それでも変わらず大切なのは家族や友人ではなかろうか
で、結論。
たぶん、生活するところというのは、重要なことではあるけれど、最重要なことではなくて。
一番大事なのは、自分の人生がよかったと、死ぬ間際にそう思えるかどうか、じゃないかと思うんです。
事故みたいな突然訪れる死ではなく、老いとともに静かに訪れる死。
ああ、ぼくももう長くないな、そう思いながらベッドで横になっているとき。
たぶん、走馬灯のようにいろいろ思い出すんじゃないかと。
よかったこと、悪かったこと、いろいろ。
そんなときに、周りを見渡して家族や友人に囲まれていれば、たぶん幸せ。
とまあ、思うわけですが、これももしかしたら今のぼくが、家族や友人というものに飢えているゆえの無いものねだりかもしれませんが。
まーまー今あるもののなかで、うまく生きていくしかないわけですね。
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